聖書はどういう本?

歴史上ナンバーワンのベストセラーが聖書だということを知っていましたか?これほど世界で人気な書物でも、日本だと聖書に対する親しみはあまりないかもしれません。

そのため、簡単に聖書の紹介をさせていただきたいと思います。

大きく分けると旧約と新約

聖書の中に大きな区分が二つあります。最初の方に出てくるのが旧約で後の方に出てくるのが新約です。新約聖書は旧約聖書を土台として書かれています。

旧約聖書を要約すると、こんな感じになります。神様が世界を創り、最初の人間が神様に逆らって、罪というものが世界に入ってきます。神様は人間に救いの道を開く救い主が来るという約束をします。また、救い主がユダヤ人として生まれてくることを教えています(旧約聖書はこの救い主を「メシア」と呼びます)。旧約聖書の多くは救い主がやってくるこのイスラエルの歴史などが書かれています。

旧約聖書の中にはイスラエル(ユダヤ人)の国の昔の法律などもあるので、ちょっと内容が濃いと感じやすい箇所もあります。

新約聖書は、旧約で約束されていた「メシア」が来たことを教えてくれます。「メシア」はヘブライ語(イスラエルの言葉)ですが、1世紀にはギリシア語が盛んでした。「メシア」をギリシア語に訳したのが「キリスト」という言葉になります。

新約聖書を要約すると、「イエス」という人が現れます。およそ30歳の頃に公に活動を始めました。超自然的に人を癒し、庶民を教え、弟子を作りました。当時の指導者たちに反対されて、イエスは処刑されます。その後、イエスは肉体的に生き返ります。そして、そこから教会というムーブメントが起こり、世界中で多くの人がイエスのことを信じます。

その他にも、イエスに従っていた人たちがあらゆるところにあった教会にかいた手紙などがあります。そして、最後には世界の終わりとイエスが戻ってくることも新約聖書に書いてあります。

もっと細かく分けると実は66冊の本

もう少し細かく分けると旧約には39書と新約に27書の合計66書があります。これらの書物は実は40人の人が1500年の時を超えて書き上げたとされています。

不思議なのがこれほど時と文化が違う人たちによって書かれた聖書が一つの大きなストーリになっていることです。なぜそうなのかというと、実はその人たちの背後には神様が聖書を書いていました。

神様が聖書を書いた

聖書の中にこういう言葉が出てきます:

聖書はすべて神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練のために有益です。

2テモテ3:16

預言は、決して人間の意志によってもたらされたものではなく、聖霊に動かされた人たちが神から受けて語ったものです。

2ペテロ1:21

聖書によると、神様が聖書の言葉を与えたくれました。多数の人物がなんとなくかいた書物ではなく、神様が与えた言葉を書いたのです。そのため、聖書を「神の言葉」と呼ぶこともあります。

【リンク:聖書が教えている神様について】

聖書の目的

作家は何か目的があって、本を書きます。聖書も一緒です。

と言っても、聖書は66書です。そのため大きくみていきます。

目的その1:神様を私たちに示すため

ひょっとしてこの記事を読んでいるあなたも「神様っているかも?」と思ったことがあるかもしれません。でも神様が本当に存在するのなら、どのように神様のことを知ることが出来るでしょうか?

聖書は私たちに唯一誠の神様のことを教えてくれます。どのような方なのかや、私たちのことをどう考えているのかが書いてあります。また神様が私たちに何を求めているのかも、聖書は教えてくれます。

【聖書が教えている「神」について】

目的その2:イエス・キリストを信じるため

新約聖書の中にこういう言葉があります:

これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるためであり、また信じて、イエスの名によっていのちを得るためである。

ヨハネ20:31

聖書は正直で助かります。私たちは聖書の神様を知るだけではなく、イエスのことをしっかりと理解するように書かれています。

【リンク:イエス・キリストについて】

その3:正しく生きるため

イエスを信じて「救い」をいただいた人がどのように生きれば良いのでしょうか?

【リンク:聖書が教えている「救い」について】

イエスを信じた人は聖書の中でキリスト者と呼ばれています。一般的には「クリスチャン」という言葉が使われていますね。

聖書はイエス・キリストの教えに従う人がどのように夫、妻、子供、職員として生きるべきなのかを教えてくれます。そればかりではありません。上部だけの行動ではなく、どのように正しい志を持つことができるのかを教えてくれます。一人ひとりの本音が問われていきます。

最初に読むべきところ

聖書はどこから読めばいいでしょうか?

新約聖書にある「ヨハネの福音書」は初めての方にいいかもしれません。合計21章の短い書なので、一日に3章も読めば、1週間で終わります。

ちょっと大きめの本屋にいくと聖書がありますし、無料の聖書アプリもあります。

【アプリはこちら】

ぜひ聖書を読んでみてください。

尾張バプテスト教会では、初めての人でもわかるように、教会で簡単に聖書の説明などをしています。

質問には親切にお答えします。初めての方には特別なプレゼントも用意しています。

一度は立ち寄ってみてください。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です